「失敗したら、どうしよう…」〜そう思うこと自体は、多くの
方々も共感できるのではないかな〜と思います。
問題は「失敗したら、どうしよう…」と思った次の段階で、どう思う・どう
するか?〜です。
(1)失敗したくないから、成功するために、とにかく前向きに、
果敢にチャレンジしていく!
(2)失敗することを想定し、そのダメージにうちひしがれないよう、
予防線をはる!
という両極に分かれる傾向があります。
(1)はポジティブ、(2)はネガティブな思考となります。だいたい一流
選手には(1)が多く、それ以外には(2)が多いとされています。まあ、
そんなものというか、これも一流選手の素質・素養の1つなのでしょう。トッ
プアスリートの中には、「私、失敗しないので─」という人も実際にいます…。
で、「そのダメージにうちひしがれないよう予防線をはる!…ということ
は、必ずしも悪いわけではありません。時には良い場合もあります。
でで、これには更に
(a)ダメージを受けても、立ち直り・切り替えが早い。そういう訓練を
している。
(b)ダメージ自体にすっかり慣れてしまっている。
というような場合があります。どちらも似てはいますが、かなり違いますね。
いちばん悪いのは、ダメージを受けて、うちひしがれてしまう…ことですので、
それよりはどちらも良いですが。
ただ、ここでの切り替えにしろ、慣れにしろ、そのダメージを完全に受け容
れてしまい、そんなもんだ・こんなもんだで終わらせてしまうのはあまり良く
ありません。やはり(1)に向かっていくような切り替えにしないといけない
ですね、長期的には。
ダメージに対する予防線の1つに、「ダメージ・コントロール」というのが
あります。ダメージを受けたところからの回復、修正を目指すのではなく、ダ
メージを受けるようなことを想定して、受け容れる準備をする…。そういう訓
練をする〜ということです。そういうと聞こえは良いですが、諦める・観念す
る〜に近いやり方でもあります。
あらかじめ=失敗する前から、失敗して精神的なダメージを受けることを想
定する。そして、ああ、きっとこんなダメージを受けるのだな…と観念し、早
くもそこで受け容れてしまい、慣れようとするう。そういう、ダメージの予行
演習がこれです。
この結果、これ以上悪いことはないのだから、あとは少しでも良い結果を目
指すのみ!!〜と前に進めることが出来るのであればそれもOKではあります。
が!往々にしてこれは、失敗するための準備になってしまうこともあるのです。
苦しくなってきた踏ん張りどころ、勝負どころで、
ダメージコントロールでシミュレーションした通りの状態になる。そしてここ
で、シミュレーション通りに諦めてしまい、ずるずると失速する…。ああ、や
っぱり…みたいな。
やっぱりもなにも、そうなるように訓練しているわけですからどうに
もならないですね。意外と、こんな感じでいつも同じような、型通りの失敗を
繰り返しているという例は少なくないものです。
この打開策は〜!逆のことをやる。つまり正規のイメージ・コントロールで
成功のイメージを持つことです。これがけっこう効くから人間の身体は不思議
なものです。
あなたはもっと速く走れます。
~健康とスポーツを科学する~
http://fit-tec.com/
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
【フィットネス テクノロジー】
取締役 スピードトレーニングコーチ
ランニング学会認定ランニングコーチ 澁谷 和久
甲賀健康医療専門学校講師
東洋医療専門学校講師
関西健康科学専門学校講師
日本体育協会公認パワーリフティング指導員
日本陸上競技連盟公認ジュニアコーチ
NISAQ認定SAQインストラクター
京都市南区吉祥院石原西町12-3
電話 090-1484-3891
Eメール
https://ssl.hp4u.jp/contact/site:fit-tec
滋賀支社 滋賀県彦根市竹ヶ鼻町631
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
あなたはもっと速く走れます。
http://fit-tec.com/