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2014年10月31日

短距離の個人レッスン

写真は最近の短距離選手の個人レッスンの模様です。

 ウォーキング動作とランニング動作の違いは何でしょうか?ご存知の方も多
いと思いますが、本質的には「左右の脚の接地状況」にあります。

 そもそも、ウォーキングにせよ、ランニングにせよ、必ず片足で体重を支え
る場面があります。その場面のことを「立脚期」、逆に地面に脚がついていな
い場面のことを「遊脚期」といいます。この「立脚相」ー「遊脚相」の繰り返
しによって人間は移動することが出来き自分の体を前に進めています。

 ランニングおいてはこの「立脚期」と「遊脚期」の間に両方の足が地面から
離れる「浮遊期」があって、この間は体は完全に空中に浮いています。跳ぶよ
うに走る〜なんて表現がされることもありますが、あながち極端な言い方では
ないですね。

 逆にウォーキングでは両足がともに地面に接する「両脚支持期」があるため、
ランニングに比べれば安定性は高く脚への衝撃も少ないといえます。

 つまり、左右どちらかの脚が地面についている場合は「ウォーキング」、左
右どちらの脚も地面についていない局面がある場合は「ランニング」と定義さ
れ、この運動様式の特徴を踏まえてトレーニングをしたり、ウォーミングアッ
プをすることが効率的なランニング動作だったり、ケガをしにくいフォームの
獲得につながっていきます。


 さて、前置きが長くなりましたが、ここからが今回のファンクショナルトレ
ーニングにつながる話題。もともと人間は自分の体を両脚で支えていて、片足
になる局面というのは非常に筋に対しての負担が大きくなります。片脚で自分
の体を支え事がいかに難しいかは人型二足歩行ロボット開発の難しさを見れば
一目瞭然。ランニングが出来る人型ロボットとなると、言わずもがな。ドラえ
もんの世界ですね。

 人間は非常に精巧に作られた生き物であるがゆえに、二足歩行が極めてなめ
らかにでき、さらにはランニングという動作まで出来ますこの事がどれだけす
ごいかはこういったことからもよく分かります。単純に思えて非常に緻密な事
をやってのけているんです。

 ただ、片脚で体を支えるということは非常に負担のかかる動きであるという
事実は疑いようがありません。実際にこういった片脚局面での体重支持動作が
効率よく出来ているかどうかは【ランニング動作の効率性】【故障のしやすさ
/しにくさ】【ランニングフォームの安定性】に大きく関与するため非常に重
要な観点です。

 ファンクショナルトレーニングを行うにあたって、実際の自分の体の状態を
まずはチェックしてみましょう。

 1)開眼片脚立ちで30秒以上キープできる
 2)閉眼片脚立ちで30秒以上キープできる
 3)片脚立ちで靴下が履ける
 4)片脚立ち+つま先立ちで靴下が履ける
 5)閉眼その場足踏みで前後左右に移動しない

 などなど。こういった動作が意外とできないな〜などあれば、ファンクショ
ナルトレーニングによってもっともっと効率的な動きの獲得が出来るはずです。
まずは、基礎の基礎として、自分自身の片足支持能力をチェックしてみてくだ
さい。




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Posted by スピードシード at 23:11│Comments(0)
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