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2017年02月22日

ウオーミングアップ

「1次アップ」
本式の前の、簡単なウォーミングアップのことをいいます。必ず必要なわけ
でもないですが、けっこう効果的なこともあります。

 1次アップは、本式アップのための準備みたいなものですが、どういうシチ
ュエーションでやるのかというと〜。

 (1) 早朝〜レースのスタート時刻の数時間前。   
 (2) 会場到着後、スタートまで2時間以上あるような場合。 
 (3) 午後スタートのレースがある場合の午前中。

 〜てな感じでしょうか。

 あくまでも「本式アップのための準備」ですので、内容的には軽めになりま
す。あまりガッツリやっても疲れて体力を消耗しちゃうだけですし、そもそも
目的が違うってこともありますね。


 (1)の場合、起床から間もないこともあり、大事なレースの前に、まず身
体をしっかりきちんと目覚めさせる!ということがメインの目的になります。
もちろん、本式のアップは念入りにやることが前提ですね。

 (2)の場合、絶対に必要ってこともないですし、(1)(3)に比べて更
に軽めの取り組みにはなるのですが、あまり長い時間、じっとしていることで
の弊害が出ることの防止にもなりますね。

 また、大規模大会の場合、トイレだの荷物預かりだのスタート地点までの移
動だので、なかなか思うように本式アップに取り組めない場合もあります。そ
ういう時は、これでかなりの部分をカバーするという作戦もあります。

 (3)は、(1)と(2)の折衷バージョンみたいなものです。

 
 1次アップに関して重要なことに、<効果の持続>という問題があります。
これは本式アップでも同様ですが、1次の場合、更に空き時間が長くなります
ので〜。

 で、端的にいうと、決して本式アップと同じ効果を狙って取り組むわけでは
ないので、あまり深くは考えなくても良い〜というのがあります。

 せっかく体温を上げたのに、本式アップが始まるまで、また下がってしまう
のは当たり前。まあ、ほどほどの保温は必要ですが、あまりシビアに考えなく
てもいいでしょう。心肺や神経に対する刺激も同様です。

 それでも1次アップの効果が、消えてなくなってしまうわけではありません。
ある程度上がった筋温がまた下がるのは想定内。別に、すぐにレースが始まる
わけではないので良いのです。

 ただ、一度上げておくと、下がっても、完全に元に戻るわけではありません。
やや高めのところに留まるってことがあります。代謝が上がるからいいんだと
いう人もいますね。

 とにかくそういう状態で、時間になったらスムーズに本式アップに取り組み
始める〜ということが重要なわけです。


 余談ですが〜トラックレースのような場合、1日で予選・決勝があるとか、
2種目に出場するというようなことは普通にあるわけですが、一度アップをき
ちんとして、レースまですると、さすがに2本目の前のアップは、本式でもか
なり簡略化しても済みます。むしろ、あまり念入りにやり過ぎると、疲れちゃ
いますね。

 市民ランナーの皆さんでも、リレーマラソンのような場合、こういうシチュ
エーションになるかと思います。そもそも最初の1本目がアップ代わりだとい
う場合もあるかと思いますが、テキトウなアップ(あるいは、アップなし)で、
いきなり短い距離をフルスピードで走ると、身体が動かず大失速したり、故障
しちゃうようなこともありますので、ご注意を!



Posted by スピードシード at 17:47│Comments(0)
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