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2019年08月30日

高強度トレーニング

高強度トレーニングが効果的と主張する理由に「強度が高くなれば遅筋も速筋も動員され、双方にトレーニング効果がある」という考え方があります。
高強度インターバルトレーニング(HIIT)とラットの異なる特性の筋肉(前脛骨筋FG・腓腹筋FOG・ヒラメ筋SO)でミトコンドリアの呼吸と電子の漏れを調べた研究を紹介します。
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371%2Fjournal.pone.0131766&fbclid=IwAR17hc1wo7wjJsa-vJy-eleMGw0F_v-oppGUQ6hVYp4KWW_6m-3Ku7k74cY
実験はラットで運動はスイミング(20秒+休憩10秒×14回)週3回を6週間行った。 負荷は体重の9%から始め、1週間ごとに1%増加。
SEDはトレーニングしなかった。
6週間後のMaximal Endurance Test (s)はSED174秒、HIIT349秒だった。スイム時間は約倍
しかし注目すべきは
HIITを6週間した結果、速筋線維群(前脛骨筋、腓腹筋)のミトコンドリアの呼吸、ATP合成は高くなったが、遅筋線維(ヒラメ筋)の呼吸、ATP合成は低下した事である。
この結果から言えることはHIITだけでは遅筋線維のトレーニングにはならない。
すなはち、「強度が高くなれば遅筋も速筋も動員され、双方にトレーニング効果がある」とは言えない。
高強度インターバルトレーニング(HIIT)では遅筋のトレーニングにはならない。

澁谷和久

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Posted by スピードシード at 11:36Comments(1)